Kamieskroonを出発し、R7号線を索敵しながら南下する。Steinkopfからあちこちで道路の工事が行われており、その全ての箇所で交互通行になっているので時間のロスが気になる。

 15時、22℃。

 道路脇の索敵も特に成果なく、どんどん南に進んでしまう。途中でE.brakdamensisの学名の由来にもなっているBrakdamへの案内看板を見つけ、ハイテンションで写真を撮ってしまった。こんな看板だけでテンションが上がってしまう自分のじゃんきーっぷりがおかしかった。町へはR7号線から西に進むと辿り着けるようだ。行ってみたいところだが、町までどれぐらいの距離があるかわからないのでパスする。


名無し4−4−1


名無し4−4−2


R7号線の景色1


R7号線の景色2


名無し4−4−3


名無し4−4−4


R7号線の景色3


名無し4−4−5


R7号線の景色4


Brakdamへの標識

 R7号線沿いの町 Gariesから名もない道路に入ってKotzesrusを目指す予定だが、なかなかGariesの町に着かない。おかしいなと思っている時に町を見つけたのでR7号線から降りてみると、そこはBitterfonteinだった。その町は予定ならKotzesrusを通ってR7号線に戻るポイントの町である。途中で何度も道路工事で片側通行になっていたため、そっちに気を取られてGariesの町を通過してしまったようだ。やっちまったなー。仕方ないので、ここから予定のルートを逆に辿ってKotzesrusを目指すことを即決し、未舗装の道を爆走した。

 16時、23℃。

 周囲の植物はあまり変化がない。もうお花畑もメセンもうんざりだ。目的のゆーふぉさえ見つけられればそれで良い。


Bitterfontein−Kotzesrusの景色1


Bitterfontein−Kotzesrusの景色2


名無し4−4−6


Bitterfontein−Kotzesrusの景色3


Bitterfontein−Kotzesrusの景色4


Bitterfontein−Kotzesrusの景色5


Kotzesrusへの標識


Boophane sp.


Bitterfontein−Kotzesrusの景色6


バルブ 名無し4−4−8

 Kotzesrusを通過して北東に向かって走り続けたが、お目当てのE.restitutaは見つからない。もうすぐ日が沈む。時間だけが刻々と過ぎていく。


Kotzesrus−Gariesの景色1


Kotzesrus−Gariesの景色2

 太陽が地平線に沈み、わずかに明かりが残る中、最後の索敵に出た。これでダメならE.restitutaは諦めようと思っていた。この索敵でE.restitutaは見つけられなかったものの、E.hamata(鬼棲木)を発見した。これも個人的には好きなゆーふぉなので嬉しい。周囲にもたくさんあった。遠征前のイメージでは、もっと北の乾燥したエリアの岩がゴロゴロしているような場所に生えていると思っていたので、こんな赤土で湿度が高い土壌にも生えているとは思ってはいなかった。


鬼棲木1


左の株をアップで


鬼棲木の大株


鬼棲木の分布地

 このポイントを去る時にはもう真っ暗になった。

 そのまま道を走り続け、Gariesの町に着いた。ここも小さな町だ。19時を過ぎているので、まずは夕食を確保するために商店へ。その店にはすぐに食べられるものがパイ1つしかなかったので、そのたった1つのパイを購入した。ついでにタバコも購入する。パイを食べて店の外でタバコをふかしていると、黒人の一家が車でやってきた。運転していた男性にガソリンスタンドの場所を訊くと、親切にも車で先導して案内してくれた。

 給油はもちろんレギュラー満タンで。レギュラーの値段は1リットル=13.62ランド(約136円)で、ちょうど500ランド(約5000円)分入った。走行距離が長いので、ガソリン代の出費が予想以上にかかるな〜。

 給油後はR7号線を再び南下する。

 20時、14℃。

 21時、12℃。Nuwerusに到着した。ここからはR363号線で南南西に進む。町外れでタバコ休憩で停車した際に懐中電灯でちょっと索敵してみると、E.mauritanica(蒼竜)があったものの、他にはゆーふぉは見えなかった。未舗装の道路を走っていると、夜行性のウサギがよく飛び出してくる。R7号線でよく見かけた小動物の轢死体の正体はこれか。やがてR362号線と合流すると、道路は舗装されたものになった。この近くに鉱山があり、大型車両が行き来するのがその理由だと思われる。

 Lutzvilleに到着したが、ここから南西に進むR362号線への乗り換えに時に少し迷ってしまった。しかも町の南のOlifants川に架かる橋への道には通行止めの看板が設置されていた。不安になりながらも進むと、なんと川の水が氾濫しており、橋が水を被っている。泥水なので深さがわからないし、通行止めの看板が置かれているぐらいだから橋が落ちているかもしれない。迂回路がわからないので、迷ったもののその橋を渡ることに決めた。水に没した橋に車を乗り入れてゆっくり渡り、無事に向こう側に辿り着くことができた。深さは最も深い所で20cmほどあったようだが、車内にもマフラーにも水が入るようなことにならなくて良かった。いや〜、久しぶりにドキドキしたね。

 22時40分、目的地のPapendorpに到着。車を路肩に止め、野営した。


作戦終了地点  Papendorp
戦果  E.filiflora(魔女の簪)
 E.hamata(鬼棲木)
本日の行軍距離  591km
総行軍距離  1909km





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