8時、車で移動してRosh Pinahの黒人居住区に到着。通学途中の2人組の黒人少年にE.melanohydrata(多宝塔)について訊いてみると、Rosh Pinah南西に広がる荒野(以下「フィールド」と表記)の反対側にある山裾で見たという情報が得られたのでさっそく行ってみることにする。車をフィールドに乗り入れ、途中から歩いた。1.5kmほど歩き、30分もかかって山裾に到着。歩いていると、雑草の枯れた残りが遠くからだと多宝塔のように見え、近寄ってはがっかりするということを何度か繰り返した。今日も雲ひとつない青空で、太陽が容赦なく照りつけるので体力を奪われる。丹念に索敵したが、成果なし。緑枝類のゆーふぉの他、サルコカウロン・数種のメセン・フーディアを見つけただけだった。車までの復路は往路よりも東側を回りこむようにして探したが、それでも多宝塔は見つからなかった。往復と山裾での索敵に1時間以上も費やし、体力も相当奪われた。ありそうな感じはするんだけどな〜。


フィールドの様子と遠くに見える山


山に向かってひたすら歩く


名無し11−2−1


サルコカウロン sp.1


目指す山裾までもうすぐだ


山裾に到着


E.gariespina(鬼ヶ島)1


鬼ヶ島2


メセン 名無し11−2−2


名無し11−2−3


メセン 名無し11−2−4


山裾の様子


メセン 名無し11−2−5


名無し11−2−6


フーディア sp.


メセン 名無し11−2−7


サルコカウロン sp.2


サルコカウロン sp.3


メセン 名無し11−2−8


サルコカウロン sp.4


バルブ 名無し11−2−9


バルブ 名無し11−2−10


山裾からRosh Pinahの黒人居住区を望む

 車に戻って一休みしていると、1台の赤い車が走ってきたので呼び止める。乗っていた2人の黒人に訊いてみたが、見たことないと言われ、何も情報を得ることはできなかった。がっかりしていると、近くを散歩している人を見つけた。イヤホンで音楽を聴きながら、リズムにのってノリノリで歩いてくる黒人青年。藁にもすがる思いで、もちろんダメ元で多宝塔について訊いてみた。「こんな植物知らない?」「ああ、知ってるゼ。見たことあるよ。」「マジで!?どこで?」「え〜と、どこだったかな〜。う〜ん。。。(20秒ほど考え込む) 思い出した。あの赤い丘の向こう側だよ(フィールド西端のタイヤ痕がいくつも残る丘を指さしながら)。あの丘の向こう側もここと同じように山に囲まれたフィールドがあるんだ。そこにたくさんあるよ。」「このフィールドじゃ1株も見なかったけど、そっちのフィールドにはたくさんあるの?」「ああ、たくさんあるよ。2タイプあるゼ。」 これは有益な情報だ。お礼にタバコをあげて彼と別れた。


画像中央の丘の向こうに多宝塔はあるのか?

 <続く>





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