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Ｅ．ｓｐ．ａｆｆ．ｎａｍａｑｕｅｎｓｉｓ Ｊ＆Ｒ３５の分布地の様子
画像中央にも小さく写り込んでいる
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フェンス内外に１０株前後見える。遠征前の予想と比べると、分布地の場所こそＰｏｆａｄｄｅｒに近い方にずれたが、分布地の環境は全て予想していたとおりだった。おそらく日本人がこのエリアの本種を紹介するのは初めてだろう。一目見て、Ｅ．ｎａｍａｑｕｅｎｓｉｓとは別種であることがわかる。枝先が尖っていないし、主幹も球状だ。おそらく本種はＥ．ｆｒｉｅｄｒｉｃｈｉａｅ（白鬼塔）だと思われる。模式産地の白鬼塔を自分の目で見たことがないから確定的なことは言えないが、本種が白鬼塔だと仮定すると、①白鬼塔・②Ｅ．ｎａｍａｑｕｅｎｓｉｓ・③Ｅ．ｍｕｌｔｉｒａｍｏｓａ（轉輪王）の３種の関係については、②と③がシノニムであり、①は別種というのが俺の見解。希少なタコ物の分布地で、そのタコ物を目の前に見ながらこんなことを考えることができる俺は幸せ者だ。
１７時４５分、予定のゆーふぉハントを全て終えたので、Ｐｏｆａｄｄｅｒの町に引き返す。パンクしないよう、山沿いのエリアではスピードを落として慎重に走行する。
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Ｒ３５８号線沿いの景色４
Ｒ３５８号線沿いの景色５
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１８時１５分、Ｐｏｆａｄｄｅｒの町に無事に帰着。Ｒ３５８号線の入口で記念撮影をし、Ｎ７号線を目指してＮ１４号線を西に戻る。運転しながらチキンマッシュルームパイを晩メシとして食べた。味はシチューとグラタンの中間のような感じ。
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Ｒ３５８号線の入口にて
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運転しながら一日を振り返る。朝イチのＥ．ｒａｍｉｇｌａｎｓは見つけられなかったうえに、スタックして時間を大幅にロスしてしまった。しかし、その後はＥ．ｐｅｎｔｏｐｓ（白頭竜）・Ｅ．ｆｉｌｉｆｌｏｒａ（魔女の簪）・Ｅ．ｎａｍａｑｕｅｎｓｉｓ・Ｅ．ｒｕｄｉｓ（仏掌閣）・Ｅ．ｓｐ．ａｆｆ．ｎａｍａｑｕｅｎｓｉｓ Ｊ＆Ｒ３５と狙っていたゆーふぉを全て見つけることができた。白頭竜と仏掌閣は前回の遠征で分布地を探し当てているからそれらを差し引いたとしても、短時間でキッチリと結果を出したことは我ながら凄いと思う。特にＥ．ｎａｍａｑｕｅｎｓｉｓとＥ．ｓｐ．ａｆｆ．ｎａｍａｑｕｅｎｓｉｓ Ｊ＆Ｒ３５の撃破は自慢できるものだ。今日の俺は神懸かってたな。朝イチだけは、神は神でも疫病神だったんだろうけどｗ
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２０時０５分、１１℃。Ｓｐｒｉｎｇｂｏｋの町に到着した。予定ではＮ７号線を南下して車中泊することになっているが、大きな戦果をあげた自分へのご褒美として、そして、睡眠不足解消と体力回復のために予定を変更してこの町の宿に止まることにした。宿泊する予定ではなかったので、宿の下調べは全くしていない。探せばすぐに見つかるだろうと思って車で町を流し、２～３軒のＢ＆Ｂとゲストハウスに行ったけど不在ばかり。予約なしで行くには、時間が遅過ぎたかな。諦めて警察署で尋ねようかと思い始めていたら、「Ｏｌｄ Ｍｉｌｌ Ｌｏｄｇｅ」という名のＢ＆Ｂに辿り着いた。入口の呼鈴を押すと、目の前で車を出そうとしていたおっさんが対応してくれた。ここの受付係のようだ。１泊７５０ラントと高いが、今日はいいにしよう。とにかくシャワーを浴びて熟睡したい。もう時間は２０時４５分になっていた。
チェックインの手続きと支払いは明朝で良いとのことなので、部屋に入らせてもらった。普通にきれいな部屋だけど、そんなのはどうでもいい。エアコンが冷却機能のみで暖房機能がないのはマイナスだけど妥協しよう。部屋の前に駐車して荷物を運び込み、ようやくシャワーを浴びることができた。３日ぶりに体を洗うことができてスッキリ。
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もちろん股間もスッキリｗ
（念のため書いておくが、別に恥ずかしい病気をもっているわけではない）
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シャワーを浴びた後、帰国に向けての作業と荷物整理をする。日本から持ってきた携帯電話の電源を入れると、嫁から連絡はまだかとメールが届いていた。通話は高いからメールを送ると約束していたが、ソフトバンクの「海外パケットし放題」に入らないとメールができないということは知らなかった。海外パケットし放題は１日あたり１９８０円もかかる。遠征中にずっと契約してたら、それだけで２万円を超えてしまう。あれこれオンライン通信をするスマホならまだしも、ガラケーで毎日１回か２回しか送らないメールのためにそんなに払うのは馬鹿馬鹿しい。明日、公衆電話から連絡するとしよう。
２３時２０分、就寝。 |
