11時20分、19℃。Gariesの町を通過。

 11時30分、Buffelsfonteinに至る道の入口に到着。Buffelsfonteinがどこにあるかは知らないが、遠征前からこの道に入ってR358号線に抜けるルートで索敵しようと計画していた。


 ★★★Mission 03−2   ターゲットはこいつだ!★★★


 この地で狙うのはE.restituta。1915年にNicholas Edward Brownによって記載されたタコ物(個人的には「広義のタコ物」ではあるが、「狭義のタコ物」ではないと考えている)。南アフリカ共和国 北ケープ州の西部に分布している。2013年の遠征でも探したが、見つけることはできなかった。今回はそのリベンジ!



Buffelsfonteinに至る道の入口にて


Buffelsfonteinに至る道の入口付近の様子


N7号線−Buffelsfontein間の景色1


N7号線−Buffelsfontein間の景色2


N7号線−Buffelsfontein間の景色3


Conicosia sp.


名無し3−2−1

 メセンなどはあるが、ゆーふぉは緑枝類も含めて全く見当たらない。索敵しながら1kmほど進むと、ゲートがあって先に進めない。マジかよ〜。この道の先には複数の牧場があるので、まさかゲートがあるとは思っていなかった。時間もないから、R358号線から逆のルートで索敵するのも諦めるしかない。わずか20分弱で索敵を断念せざるを得なかった。


このゲートで先に進めず

 N7号線に戻り、南下を再開。運転しながら、前日Steinkopfで買ったハンバーガーを食べて昼メシとする。

 すぐに州境を越え、西ケープ州に入った。前回の遠征でも来ているが、過去に何人もの日本人がパクられているので、いかなる時も気を抜くことはできない。住民全員がパルチザンみたいなものだ。



中に入る前に全ての扉に気を配っておけ

振り返って注意しておけ

敵が中のどの席に座っているかわからないから


『オーディンの箴言』



 12時20分、20℃。Bitterfonteinの町を通過。

 12時25分、N7号線から東に伸びる小道を見つけ、入口で停車した。看板によると、Steenkampskraalという所へ続いているようだ。どこに至るかはともかく、もしかしたらE.restitutaを見つけることができるかもしれないという淡い期待を抱いて、少し索敵してみることにした。


Steenkampskraalに至る道の入口にて


N7号線−Steenkampskraal間の景色1


N7号線−Steenkampskraal間の景色2


N7号線−Steenkampskraal間の景色3


Didelta sp.aff.carnosa


名無し3−2−2

 20km/hほどの低速で走りながら道沿いを索敵してみたが、潅木が高い密度で生えていて、E.restitutaの現地の写真とは植生が大きく異なっている。ここでもゆーふぉは緑枝類も含めて全く見当たらなかった。あるのはメセンの仲間と潅木ばかり。ここでは期待できないなと思いながら数百m進むと、またしてもゲートがあった。ゲートは開いていたが、見える範囲内では植生が変わっていない様なので索敵を打ち切る。N7号線に戻ってさらに南下。

 12時40分、Nuwerusの町を通過。<続く>





inserted by FC2 system