作戦日誌  Mission 05
作戦段階  第3フェイズ:南アフリカ共和国 西ケープ州侵攻
作戦開始地点  Laingsburg


 5時45分、起床。よく眠れた。外に出て寝起きの一服。寒い。何度だろうと思って車のエンジンをかけたら、温度計は8℃の表示。薄着していたから寒く感じたようだ。朝メシ後にすぐ出発できるよう準備を整える。せっかく宿に泊まったのだからと、雑用水も空いたペットボトルに5リットル補給した。

 朝メシを7時に頼んでおいたので、母屋に食べに行く。どのB&Bもそうだが、室内はセンス良くまとめられている。地方の小さな田舎町でもそうなので前回の遠征の時から気になっていた疑問をオーナーにぶつけてみた。こういう家具はどうやって入手するのか、と。インターネットとかカタログなんかで注文するかと思っていたが、大都市まで買いに行くとの答え。この町の住人はケープタウンに買い出しに行くとのこと。オーナーに言わせると、「ケープタウンまで車で2時間。近いでしょ?」。日本人の距離感とはスケールが違うねw 朝メシは他のB&Bと同じような感じ。食後、オーナーに頼んで私物のパソコンを借り、嫁にメールを送信。元気で無事にやってたら毎朝携帯電話にワンコールするよ、と。ただし、電波の圏外にいることも多いので、その時はできないけど圏内に戻ったらすぐにワンコールを入れる旨も書き添えた。


センス良くまとめられた部屋


この日の朝メシ

 7時40分、9℃。宿を出発する。空は雲1つない快晴だ。家々の様子を見ると、治安はとても良いようだ。もっとも、北ケープ州と西ケープ州の田舎町はどこもそうだが。。。町外れのN1号線では両車線で検問をやっていて、通過する全ての車が止められていた。動揺を顔に出さず、明るく挨拶して国際運転免許証を出した。警官がそれをチェックし、車のナンバーも書き留めて1分ほどで解放された。

 8時05分、14℃。Matjiesfontein着。今日は北に伸びるR354号線沿いを索敵することにした。この道の先でもE.multiceps(多頭キリン)のフィールドレポートがあるからだ。


Crassula columnaris(麗人)


Boophane sp.


Crassula pyramidalis(緑塔)


R354号線沿いの景色1


Cotyledon sp.


Sarcocaulon vanderietiae(竜骨扇)


Crassula rupestris(寿珠玉/翠星/珠々姫)


寿珠玉をアップで


R354号線沿いの景色2


Pelargonium alternans


名無し5−1−1


R354号線沿いの景色3


名無し5−1−2


名無し5−1−2をアップで


名無し5−1−3


名無し5−1−3をアップで


名無し5−1−3の幹


名無し5−1−3の枝先

 9時、16℃。まだ多頭キリンは見つからない。道端で作業していた牧場の使用人に写真を見せながら尋ねると、この辺りにはないが、Koup駅の周辺にあると教えてくれた。N1号線を東に走って道路の左側とのこと。<Koup駅はLaingsburgの東40kmほどの所にある駅で、その2〜3km西のポイントはGerhard MarxがGM437とフィールドナンバーを付けている また、アメリカの某ナーセリーが毎年少数リリースする多頭キリンは、このポイントで採集されたものに由来する> やっぱりあっち行くしかないかぁ〜。思い入れが強い多頭キリンだからこそ、模式産地でハントしたかったんだけどなぁ〜。自分の考えはともかく、ハントできる可能性が高いKoup駅周辺エリアに移動することにした。


Matjiesfontein−Laingsburg間のN1号線沿いの景色

 9時30分、19℃。Laingsburg着。町外れのN1号線でまだ検問をやっているが、もちろん問題なくパス。ガソリンスタンドで満タン給油する。1リットル=12.4ランド(約124円)。

 10時25分、21℃。Koup駅に着く。道路に案内がないので15kmも行き過ぎてしまい、再度戻って見つけることができた。<続く>





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