| １５時５０分。Ｋｏｕｐ駅の西３ｋｍ付近で、Ｎ１号線沿いの鉄道施設の土地に車を停めて道路の北側で索敵開始。Ｎ１号線の北側は、道路から２００〜３００ｍほど平地になっていて、その先は丘が東西に連なっている。平地にはメセン類が多く見られるが、ゆーふぉの姿はない。 |
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 索敵したポイントの様子１ |
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 名無し６−２−１ |
 名無し６−２−２ |
 名無し６−２−３ |
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| 場所を丘の斜面に変えて索敵を続ける。ここではＥ．ｓｔｅｌｌｉｓｐｉｎａ（群星冠）があちこちに見られた。雌株の方が多い気がする。他にコノフィツム・チレコドン・フーディアを各１株のみ見かけた。 |
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 群星冠１ |
 群星冠２ |
 群星冠３ |
 群星冠４ |
 名無し６−２−４ |
 群星冠５ |
 Ｌａｄｉｓｍｉｔｈ南西でも見た緑枝類のＥ．ｓｐ． |
 群星冠６ |
 群星冠７ |
 群星冠８ |
 群星冠９ |
 Ｈｏｏｄｉａ ｓｐ．ａｆｆ．ｐｉｌｉｆｅｒａ |
 群星冠１０ |
 群星冠１１ |
 Ｐｌｅｉｏｓｐｉｌｏｓ ｃｏｍｐａｃｔｕｓ |
 群星冠１２ |
 群星冠１３ |
 Ｔｙｌｅｃｏｄｏｎ ｗａｌｌｉｃｈｉｉ（奇峰錦） |
 名無し６−２−５ |
 Ｃｏｎｏｐｈｙｔｕｍ ｓｐ． |
 名無し６−２−６ |
 名無し６−２−７ |
 Ｃｏｔｙｌｅｄｏｎ ｓｐ．  索敵した丘からの南方の眺め  索敵した丘からの西方の眺め  索敵した丘からの東方の眺め  索敵した丘の斜面を下から |
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| １７時。斜面での索敵に見切りをつけ、Ｎ１号線沿いの平地に戻って再度索敵する。しかし、Ｅ．ｍｕｌｔｉｃｅｐｓ（多頭キリン）は見つからない。歩き回っている間に右足の靴の状態はどんどん悪くなっていく。１５分ほどでここでの索敵を打ち切った。 |
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 Ａｌｏｅ ｖａｒｉｅｇａｔａ（千代田錦）  索敵したポイントの様子２ |
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| １７時１５分。車に戻り、Ｋｏｕｐ駅付近の最初に群星冠を見たポイントと国道との間の平地で最後の索敵をしようと移動した。しかし、靴はもう限界だった。靴底のゴムがつま先の５ｃｍほどしかつながっていない。足を引きずらないと歩けない。前回の遠征と今回の遠征でしか履いていないのに、これじゃ何のためにタフな軍靴をチョイスしたんだかわかりゃしねぇ。まあ、それだけハードに歩き回っているということかもしれないが。。。 |
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 名無し６−２−８ |
 名無し６−２−９ |
 名無し６−２−１０ |
 靴がもう限界。。。 |
| １７時３０分。索敵打ち切り。結局、多頭キリンを見つけることはできなかった。多頭キリンはかくも遠いのか。。。遠征のスケジュールをこれ以上変更することはできない。残念だけど、多頭キリンは諦めるしかない。 １７時４０分。暗くなる前にヴォルフスシャンツェに戻り、ブツを回収する。荷物を車に積み込み、タバコを一服した。昨日の昼から２７時間以上も釘付けされたこの地をようやく完全に去ることができる。ここで過ごした時間は長かった。遠征のスケジュールも狂ったし、行くことができなくなってしまった地とそこに分布するゆーふぉたちを見るチャンスを失ってしまったのはとても残念だ。でも、もう過ぎたこと。失った時間を取り戻す方法などありはしない。この教訓を今後に活かすしかないのだ。それよりも、目下最大の問題は靴。靴底が剥がれ落ちそうな靴では明日以降の索敵はできないし、そもそもこれから出発するにあたって運転することすら危険な状況だ。時刻は１７時を過ぎているので、もうどこの町の店も開いていないだろう。Ｎ１号線を東か西に向かうの二択。東に行くよりも、西のＬａｉｎｇｓｂｕｒｇに行く方が距離は近い。緊急事態なので、一昨日の晩に泊まったＢ＆Ｂに行き、オーナーの不要になった靴でも譲ってもらおうと考えてＬａｉｎｇｓｂｕｒｇに戻ることにした。 Ｌａｉｎｇｓｂｕｒｇに戻り、宿泊したＢ＆Ｂに行ってみたが、オーナーは不在で黒人の使用人がいるだけだった。車に戻る際に足を引きずりながら歩いている俺を見て、斜向かいのＢ＆Ｂの黒人従業員の青年が声をかけてきた。事情を説明すると、知り合いの靴屋のオーナーに電話してくれた。しかし、運悪くつかまらない。礼を言って別れ、向かいの家の女性の住人に事情を説明する。するとこの時間でも空いている店を紹介してくれたのでさっそく行ってみた。Ｎ１号線沿いにある華僑の店で、食料品と日用品を売っている。店主に訊くと、この店では靴を扱っていないが、２００ｍほど先の華僑の店で売っていると教えてくれたので移動。既に閉店しているようだが、入口が開いていて、中で親子と思われる２人の華僑が陳列棚を作る作業をしていた。靴を必要としていることを告げると、好きなものを選べと言われる。あるものの中からフィールドワークに耐えられそうな靴を選び、２５０ランド（約２５００円）で購入した。良かった、これで靴の問題は無事解決。店を出て車で出発する時に店を見ると、入口のドアが閉められていた。ギリギリセーフだったな、危ねぇ〜。買い物をするために、先ほどの華僑の店に戻る。夕食にできそうなものはなかったが、飲料水とコーラを買った。店を出ると、３人の貧しい若者が寄ってきた。金をくれとか食い物を買ってくれなどと言うので、小銭・タバコ・カロリーメイトもどきをそれぞれに渡した。この国の人には世話になってるから、俺も少しはこの国の人に恩返ししないとね。 １９時１０分。Ｌａｉｎｇｓｂｕｒｇを出発してＮ１号線を東へ。運転しながら飲むコーラが心と体に染み渡る。コーラ、最高ぉーっ！！！ ２０時１０分。Ｒ４０７号線、別名Ｐｒｉｎｃｅ Ａｌｂｅｒｔ Ｒｏａｄの入口に着いた。ガソリンスタンドと売店があるので、食料を買うために売店へ。パイはチキン＆マッシュルームしかないというので３つ買う。雑用水を補給させてもらったが、手洗いがあるトイレの臭いこと臭いこと。鼻の悪い俺でもうんざりするくらいだから、犬だったら堪えられないだろうなぁ。。。 Ｒ４０７号線に入り、２ｋｍほど走った所に休憩所があったので入って車を停めた。さっき買ったチキン＆マッシュルームパイを食べて晩メシとする。一休みしてまた走り出す。 ２１時、２３℃。Ｐｒｉｎｃｅ Ａｌｂｅｒｔまで３０ｋｍという看板から２〜３ｋｍ走った所の休憩所に入る。今夜はここで車中泊して、明日ここから索敵しながら東進する予定だ。車の鍵を失くして昨日からフィールドに釘付けにされたけど、状況を打開して遠征を続けることができて良かった。今はそれを喜ぼう。多頭キリンは残念だったけど、自分なりにベストを尽くしたのだから諦めがつく。旅も人生もうまくいくばかりではない。激臭を放つ足を雑用水で洗って裸足になるとスッキリした。その後は日誌を書いたり、撮り溜めた画像を見たりしてのんびりする。 ２２時、２３℃。就寝。 |
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