13時、28℃。昼メシ休憩のポイントを出発してさらに東へ。

 少し進んで再度索敵すると、E.braunsii(仏面キリン)を1株見つけた。


Prince Albert−N12号線間の景色1


仏面キリン1


名無し7−3−1

 300mほど進むと丘の斜面となり、植生も少し変わったので停車。30分ほど索敵すると、タコ物はなかったが、緑枝類が2種見られた。E.mauritanica(蒼竜)似の不明種とLadismithの南西で見た緑枝類の不明種。前者は節があるような枝で、滑らかな表面の枝を持つ北ケープ州北西部の蒼竜とは別種のような気がする。また、枝もより太くて短い。葉も大きくて、結実した株を見るまではゆーふぉかどうかも判断に迷うくらいだった。


Prince Albert−N12号線間の景色2


Prince Albert−N12号線間の景色3
遠方にPrince Albertの市街地が見える


E.sp.1


E.sp.2


E.sp.3


E.sp.4


E.sp.

 名も無きグラベルロード(未舗装の道)をさらに東へ。


Prince Albert−N12号線間の景色4


名無し7−3−2

 14時10分、31℃。10分間ほどの索敵で仏面キリンの幼苗を見つけた。しかし、E.albertensis(蘭蛇丸/宝冠/錦宝冠)は見つからず。


Prince Albert−N12号線間の景色5


仏面キリン2


名無し7−3−3

 東進を続ける。


Prince Albert−N12号線間の景色6


Prince Albert−N12号線間の景色7

 15時、31℃。目的地への道路の分岐点で、目的地であるKlein Sleutelfonteinに至る道の入口がゲートで塞がれていた。入口の看板には「Groot Sleutelfontein」と書かれているが、この道で間違いない。まあ、名前はどうでもいいや。だけど、困ったな、これじゃあ先に進めない。仕方ないので3kmほど進んだが、もしかしたらゲート開くんじゃね?と思い直して戻ってみた。で、やっぱり開いた。何でもチャレンジしてみるもんだね。


 ★★★Mission 07−3   ターゲットはこいつだ!★★★

 この地で狙うのはE.suppressa。1999年にGerhard Marxによって記載されたタコ物。南アフリカ共和国 西ケープ州に分布している。模式産地はSeekoegat(N12号線の少し西にある小さな集落)であるが、G.Marxはこの道の先にあるKlein Sleutelfontein牧場でも本種を採集し、GM290のフィールドナンバーを付けている。今回のミッションではこいつを狙う。


 車で走りながら、所々で停まって索敵しながら進む。E.suppressaの分布地に近づいているので、索敵にも力が入る。


Groot Sleutelfonteinの入口にて1


Groot Sleutelfonteinの入口にて2


Groot Sleutelfonteinに至る道の景色1


名無し7−3−4


Lessertia frutescens


名無し7−3−5


名無し7−3−6


Crassula pyramidalis(緑塔)


緑塔2


名無し7−3−7


Groot Sleutelfonteinに至る道の景色2


名無し7−3−8


Groot Sleutelfonteinに至る道の景色3

 8kmほど進むとまたしてもゲートが。しかも今度のゲートは大きくて造りも全然違う。何だよ、これぇ〜。こんなのがあるんじゃさすがに諦めるしかねぇや。ということで、すごすごと来た道を戻った。


行く手を阻まれたゲート

 <続く>





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