14時30分。N12号線に出たので、南へ。


N12号線沿いの景色1


名無し8−2−1


名無し8−2−2


名無し8−2−3


左の画像の株をアップで

 10分走って目的地であるZwartskraalに到着。ここで狙うのもE.suppressaである。インターネットのサイトか文献かは忘れてしまったが、ここでもその分布が報告されている。この辺り一帯の牧場主の家とその使用人たちのものと思われる家々で小さな集落を形成しているが、人の気配が全くない。不気味に静まり返っている。全ての人間が仕事に出ているのだろうか。いやいや、女・子供・老人は家にいるはずだ。しかし、全ての家を回ってみたが、人は1人もいなかった。名も無いグラベルロード(未舗装の道)を索敵しながら南東に進み、次の牧場で白人オーナーに写真を見せながら訊いてみた。しかし、タコ物ゆーふぉは見たことないというので引き返す。


Zwartskraalの集落入口にあった標識


N12号線から見たZwartskraal


名無し8−2−4

 15時40分、25℃。Zwartskraalに戻ってN12号線を北へ。


N12号線沿いの景色2

 16時05分、24℃。N12号線からRietbronに至る名も無いグラベルロードに入る。あまりスピードを出さずに道沿いをチェックしながら、そして、ゆーふぉがありそうな感じの場所では停車して索敵しながら進む。


 ★★★Mission 08−2   ターゲットはこいつだ!★★★

 この地で狙うのはE.crassipes(倶梨伽羅玉)。1910年にHermann Wilhelm Rudolf Marlothによって記載されたタコ物。南アフリカ共和国 北ケープ州と西ケープ州に分布している。模式産地は、北ケープ州のBiesiespoort(北ケープ州の町 Victoria Westの南約30kmのエリア)。分布域の南限に近いかなという気もするが、個人的には十分可能性はあると考えている。もちろんE.albertensis(蘭蛇丸/宝冠/錦宝冠)とE.suppressaについても、見つけられるかもという希望は引き続き持っていた。


 1kmほど走って道路の南側で索敵すると、緩やかな丘の斜面でE.stellispina(群星冠)とE.mauritanica(蒼竜)に似た緑枝類のゆーふぉを見つけた。ここの群星冠は、Koup駅周辺エリアで見たものと違って太くて丸いタイプ。こういう群星冠が好きなんだよねぇ〜。高さは大きくても30cm弱ほど。ここでは斜面にしか生えていなかった。


群星冠(太くて丸いタイプ)






















群星冠の分布地の様子


蒼竜に似た緑枝類の不明種ゆーふぉ


名無し8−2−5


N12号線−Rietbron間の景色1


N12号線−Rietbron間の景色2

 18時、21℃。先ほどのポイントから26km走った所で、また道沿いに群星冠が見えた。今度は平らな所にも生えている。道をさらに東に進む。


Eriospermum paradoxum(霧氷玉)


名無し8−2−6

 18時10分。さらに7kmほど走ると、道沿いに家があった。道路左側(北側)に牧場のオーナーの家があり、道路右側(南側)に使用人のための家が2軒建てられている。家の前にいた黒人の使用人に話しかけると、ここでもまずオーナーと話をしろと言われたのでそちらへ。


訪れた牧場の看板

 <続く>





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