10時30分、Nieu−Bethesdaの市街地に到着。この町の観光名所といえばオウルハウスだが、俺にとっちゃどうでもいい。喫茶店か何だか良く分からないけど、お洒落な店があったので、E.clavarioides var.clavarioides(飛頭蕃/飛頭蛮)の情報収集のために入店した。白人のティーンエイジャーの店員に写真を見せながら訊いてみたが、見たことないとのこと。彼が黒人のおっちゃんの使用人に訊いてくれたら、彼は店の後ろにそびえる山の山頂付近にあると教えてくれた。白人店員に訊くと登っても問題ないということなので、すぐに準備をする。


入ってみたThe Brewery and Two Goats Deli


左の画像の奥の建物


右上の画像の建物の中1


上の画像の建物の中2

 11時30分、19℃。車を店の前の道端に駐車したまま登山開始。急斜面なので滑落しないよう注意しながら登っていく。斜面にはアロエが生えていたが、他の多肉植物はほとんど見当たらない。


山を下から見る
それなりに高さがある


山の斜面の様子


Aloe sp.1


Aloe sp.2


Aloe sp.3


Anacampseros sp.


山の中腹から見たNieu−Bethesdaの市街地

 30分ほどで頂上に到着。山頂周辺を10分ほど索敵すると、アロエとブーファンを見つけた。


Boophane sp.1


Boophane sp.2


名無し10−2
まさかこれと飛頭蕃を間違えてるんじゃ。。。


山頂から見たNieu−Bethesdaの市街地


山頂から見た西側の景色

 しかし、アロエとブーファン以外の多肉植物はなかった。飛頭蕃なんかどこにもねぇじゃねーかっ!!!黒人のおっさんは山頂とその付近の斜面にあると言っていたが、ガセネタを掴まされたようだ。まあ、こういうことには慣れているから怒りは湧いてこない。南米でもそうだったが、ちゃんとした教育を受けていない人間の中には「お前の目ん玉は腐ってるのか?」と言いたくなるようなことを言うヤツがけっこうな確率でいるのである。誰が見ても似ても似つかないものを目の前にしてこれだと言い張るそのような人間に対しては、いちいち怒っていたらキリがない。だから、こういう時は情報提供者の脳味噌と目ん玉が腐ってる、そしてそんな馬鹿に訊いちまった自分の運がなかったということで終わりにするのがベストなのだ。それに情報通りに見つけることができる場合もあるので、どこまで情報を信じるかということが大事になってくる。要は見つけられない場合にどの程度で探すのを打ち切るかということだ。この時はなさそうだと判断して、早めに見切りをつけた。カメラの高度測定機能によると、The Brewery and Two Goats Deliの裏から山頂までの標高差は188m。時間と体力の無駄だったな。頂上でタバコを一服して下山。復路は往路よりも斜面が急に見える。滑落しないよう、慎重に下山した。



 喫茶店に戻り、例の店員に礼を言って別れを告げた。Nieu−Bethesda市街地の北に車を走らせ、残っていた最後のプチトマトとペッパーステーキパイで昼メシにする。食後はもう少し市街地の北側エリアで索敵してみた。


Nieu−Bethesda市街地の北側エリアの様子

 13時05分、22℃。飛頭蕃探しを打ち切った。どうしても見つけたい種だったので索敵時間も延長に延長を重ねたが、見つかるかわからない飛頭蕃にこれ以上時間を費やすことはできない。今日のスケジュールも既に大きく狂っている。来た道を戻ってGraaff−Reinetに引き返した。<続く>





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